
2025年12月15日~20日の6日間、ハワイ・ホノルルにて開催されたPacifichem 2025に参加しました。私は「C-H Activation of Arenes with Ni(0) Complexes and Triarylboranes」という題目で発表しました。
Pacifichemでは「地球規模の課題に取り組むコミュニティの構築」というテーマのもと、有機化学に限らず、物理化学や生物学など11の分野にわたって講演が行われました。海外での国際学会への参加は今回が初めてであり、緊張と期待に胸を膨らませながらハワイへと向かいました。ハワイでは会場が4か所あり、それぞれが少し離れた場所に位置していました。いずれも非常に大規模な会場であったため、少し迷子になりながらも、目的の講演会場へ向かいました。

一番印象に残っている講演はPhill Baran教授による講演でした。ラジカルクロスカップリングについての講演で立体を保持したまま反応が進行すること、またDump&Stirで非常に簡単な操作で合成できることが紹介されていました。実際にPhill Baran教授の娘さんが合成している動画が上映された点がとても印象的でした。講演終了後には写真も撮っていただいてとても良い思い出となりました。
ポスター発表に関しては、1時間30分と比較的長い時間とられており、配られたジュースを飲みながら活発な議論が行われました。私はポスター発表で多くの研究者に発表を聞いていただく機会に恵まれました。英語でのコミュニケーションに苦戦した部分は多数ありましたが、様々な方と議論を交わす有意義な経験をすることができました。
学会の合間には、ハワイ観光を楽しむこともできました。ダイヤモンドヘッドは登るのが少し大変でしたが、頂上からはワイキキビーチを一望でき、その景色はとても美しいものでした。
最後に、このような貴重な機会を与えて下さったデジタル有機合成国際学会参加助成事業に、心より感謝申し上げます。